2022.04.29
「メンヘラせんぱい」では、男女性別関係なく、悩みを相談したり、話を聞いてもらったりすることができます。
これまでは、メンヘラせんぱいを使ってくれた女性ユーザーのインタビューをご紹介してきましたが、これからは男性のユーザーにも、お話を聞いていきたいと思います!
今回、メンヘラせんぱいを体験してくれたのは、グラフィクデザイナーの「さとやん」さん。SNSで知り合いの結婚報告を見かけるようになってきたなか、自分は恋人ができないという悩みを、相談してみたそうです。
※ 本企画では、相談者とせんぱいに許可をいただき、特別にチャット画面を掲載しています。本来、相談内容や個人情報を外部に知られることはありません。
【プロフィール】
エンタメ系の会社でグラフィックデザイナーとして働く25歳。趣味は休日に、行ったことのない駅を一人でふらっと訪れること。周りから「どんな時でも態度や語り口調が変わらない」と言われるほど、自分のペースを崩さないタイプ。
【相談内容】
インスタで知り合いの結婚報告をよく見るようになり、周りが落ち着いてきたのを感じるが、自分は恋人ができない
【相談したせんぱい】
ゆみさん
––––メンヘラせんぱいを使う前は、どんなイメージでしたか?
さとやんさん「予想としては3パターンあって、夜のお店のような方、心理カウンセラーのような方、もしくは占い師のような神秘的な方が話を聞いてくれるのかな?と思っていました」
––––実際に使ってみて、どうでしたか?
さとやんさん「短い時間でのやりとりだったため、せんぱいの人柄まではわからなかったのですが、事前にせんぱいのプロフィールを確認できるようになっていたのでよかったです。お互いがどんな人なのかを知るには、30分くらいの相談時間がちょうどいいかもしれません」
––––普段、誰かに悩みを相談することはありますか?
さとやんさん「あまりないです。基本的に悩みは人に相談するのではなく、自分でぶつかり続けて突破するしかないと思っています。もちろん辛くて人に話したいときもありますが、身近な人に弱った自分を見せるのは抵抗がありますね。常に『悩みなんてないよ』という
顔をしていたいです。『落ち込んでいたら、相手は自分と一緒にいたくなくなるだろう』という思いもあり、相談には二の足を踏んでしまいます」
––––そうなんですね。男性同士で悩み相談をするのは、あまりないことなのでしょうか?
さとやんさん「男友達と悩み相談することはないですね。愚痴をこぼすことはあるけれど、それも自分の弱みを見せるというより、自虐して笑いを取るためのコミュニケーション手段みたいな感じです。愚痴を言う人で、本気で落ち込んでいる人を見たことがないかもしれません」
––––今回のように、匿名で知り合いでない人に相談するのは、どうでしたか?
さとやんさん「知り合いではない相談相手『せんぱい』という存在は、身近な人に話しづらい人にとっていいですよね。自分一人で考えていると、永遠に答えが出なくてどんどん気持ちが沈んでいってしまうのですが、せんぱいに話すと何かしらの着地点を提供してもらえるので、それ以上沈まずに済む気がします。深くまで沈んでいってしまいそうなときでも、メンヘラせんぱいが返してくれる「答え」という浅瀬をキックすれば、そこからは上に向かって進める、みたいなイメージです」
––––今回の悩みを自分の中だけで解決しようとしたら、どうなると思いますか?
さとやんさん「何か行動しようという結論になるか、今そんなことやっている場合じゃないだろう、と考えるのを止めてしまう気がします。今回はせんぱいに相談したことで、『一人でも楽しめているようなので、自立できていていいですね』と認めてもらう形になりました」
––––メンヘラせんぱいは、どんな悩みを相談したいときに、ちょうどいいと思いますか?
さとやんさん「感情的な、突発的な悩みを消化する場として適していると思います。ロジックで解決できる悩みというより、自分に落ち度がある気もするけれどモヤモヤしているときなどに、向いていると感じました」
––––今後、メンヘラせんぱいをどんな人にすすめたいと思いますか?さとやんさん「自分の感情の動きを、自身の中で完結させるのが難しい人におすすめしたいです。職場に、感情が大きすぎて抱えきれていない方がいるのですが、『なんとかしてあげたい。でも自分だと身近すぎて力を貸しづらい』と感じるので、『メンヘラせんぱいっていうサービスがあるよ』と教えてあげたいです。堅苦しい名前じゃないので、気軽に勧めることができると思います」
「身近な人には弱みを見せたくない」との思いもあり、普段はあまり人に悩みを話さないというさとやんさん。相手からの評価を気にする必要がないのも、匿名で利用できるメンヘラせんぱいの特徴なので、一人で考えるのが辛くなったときには、ぜひ頼っていただければと思います!